プロフィール

| HOME | プロフィール・研究業績 |

更新日 2010-11-10 | 作成日 2008-06-13

プロフィール・研究業績

プロフィール

mypic0404.jpg


岸田 真 (きしだ まこと)
 日本大学経済学部 専任講師

略 歴

 1972年:東京都生まれ
 1990年:神奈川県立柏陽高等学校卒業
 1995年:慶應義塾大学経済学部卒業
 2003年:同大学大学院経済学研究科後期博士課程単位取得退学
 1999-2000年:慶應義塾大学経済学部研究助手
 2004年4月より現職

所属学会

 社会経済史学会 経営史学会

主な研究テーマ

 ・1920年代における日本の外債発行交渉の研究
 ・戦前期日本の国際経済関係史(特に日米・日英関係)
 ・日本の財政・金融政策史

主要研究業績

書籍(共著)

・浜野潔・井奥成彦・中村宗悦・岸田真・永江雅和・牛島利明『日本経済史1600―2000 −歴史に読む現代』(慶應義塾大学出版会、2009年)

 徳川時代からバブル経済崩壊までの4世紀にわたる日本経済の歩みを概説したテキスト。執筆担当部分は「第4章 第一次世界大戦から昭和恐慌期まで」(pp.151-200)。

LinkIcon出版社の紹介ページ

学術論文

・「昭和金融恐慌後のアメリカの対日経済認識と日米経済関係――1927年10月,モルガン商会ラモントの訪日を通じて――」
   『三田学会雑誌』(慶應義塾経済学会)第96巻3号,2003年10月。
 1927年10月の米国モルガン商会パートナー,T.W.ラモントの訪日の経緯を一次史料より明らかにし,訪日が日米経済関係に与えた影響を考察した。特に,昭和金融恐慌後にモルガン商会が行った日本経済分析とラモントの訪日報告書から1920年代のアメリカの対日経済認識を明らかにするとともに,ラモントが日本の財政・金融政策の改革を求めるアメリカ政府の経済特使としてのの役割を担っていた事実を指摘した。

・「1920年代日本の正貨収支の数量的検討――『在外正貨』再考――」
   『三田学会雑誌』(慶應義塾経済学会)第96巻1号,2003年4月,61-90頁。
 1920年代における日本の国内外での正貨(外貨)保有と対外決済構造の実態を,日本銀行保有史料を用いて残高と収支の両側面から数量的に解明し,その分析結果から日本の対外金融政策を再検討した。特に,海外保有正貨の有価証券(外国政府証券・日本政府外債)運用に着目し,研究史上通説となっている「在外正貨払い下げ」と「在外正貨の枯渇」の評価に対する新たな論点を示した。

・「東京市外債発行交渉と憲政会内閣期の金本位復帰政策,1924~1927年」
   『社会経済史学』第68巻4号,2002年11月,45-66頁(通巻 423-444頁)。
 日英米の政府文書・銀行文書を用いて英米における東京市の政府保証外債の発行交渉過程を明らかにし,1920年代の日本の経済政策と国際金融市場との関連を考察した。特に,英米の国際金融市場の構造変化と市場金利の変動が発行交渉に与えた影響や,1925年以降憲政会内閣によって主導された日本の金本位復帰政策と外債発行交渉との関連を明らかにし,日本の経済政策が,国際金融市場の起債条件によって制約されていた事実を指摘した。

・「南満州鉄道外債交渉と日本の対外金融政策,1927~1928年」
   『社会経済史学』第65巻5号,2000年1月,25-43頁(通巻525-543頁)。
 1927年から28年にかけて英米で交渉が行われ,いずれも失敗に終わった南満州鉄道への外債発行交渉の経緯を,日英米の政府・銀行文書や外交文書を用いて検討した。特に,日本の金本位復帰への支援策として計画された満鉄外債が,1927年の山東出兵後の日米・日英関係の対立の結果,英米の外交当局の介入によって挫折した事実を明らかにし,日本のワシントン体制への挑戦的態度が日英米の経済協調関係に対して与えた影響を指摘した。

学会発表

・「コンピュータ・グラフィックス(CG)による貿易統計可視化システムとその応用」(杉山伸也・脇田玲との共同報告) 
社会経済史学会第76回全国大会 自由論題報告,於創価大学,2007年5月26日。

・「両大戦間期日本のイギリスにおける社債発行と日英経済関係――東邦電力・京阪電鉄英貨社債の事例から――」
   経営史学会第42回全国大会 自由論題報告,於神戸大学,2005年11月20日。

・「1920年代日本の対外決済構造と正貨・為替政策――『在外正貨』再考」
   社会経済史学会第72回全国大会 自由論題報告,於東京経済大学,2003年6月1日。

・ 'Economic Aspects of the Anglo-Japanese Alliance'(「日英同盟の経済的側面」)
   日英関係史研究会主催国際シンポジウム “The Centenary of the Anglo-Japanese
    Alliance: Its Historical Impacts”,国際交流会館(東京),2002年5月25日。

・「東京市外債交渉と憲政会内閣期の金本位復帰政策、1924~1927年」
   社会経済史学会第70回全国大会 自由論題報告,於上智大学,2001年5月19日。

・「南満州鉄道外債交渉と日米・日英関係,1927-1928」
   社会経済史学会第67回全国大会 自由論題報告,於学習院大学,1998年6月6日。

書籍(翻訳)

・ジョン・シャーキー/岸田真訳「1920年代におけるイギリスの対日経済認識」
   杉山伸也・ジャネット・ハンター編『日英交流史4 経済』東京大学出版会,2001年,第5章。

・クリストファー・メイドリー/岸田真訳「日本自動車産業の発展とイギリス」
   杉山伸也・ジャネット・ハンター編『日英交流史4 経済』東京大学出版会,2001年,第7章。